OFAの検査を受けました!

私がOFAの存在を知ったのは、ゆずが我が家に来て間もなくの事でした。
ネットで犬の躾方や病気について調べるうちに、股関節形成不全という、特に大型犬が罹り易い病気があって、その股関節に評価をつける団体がアメリカにあるんだと知りました。
(OFA = Orthopedic Foundation for Animals の略)

評価とは、レントゲン撮影された股関節の状態を7段階にランク分けし、エクセレント、グッド、フェアという上位3ランクを正常(ノーマル)とし、以下ボーダーライン(要再検査)、マイルド、モデレート、シビア、の4つの異常とに分けるものです。

股関節形成不全(CHD)なんて、ゆずとの生活が始まるまで聞いたことがなかったので最初はピンと来なかったのですが、読み進むにつれ、これは特に大型犬にとって重大な疾患であると思い知らされ、またこの病気を持つ子供を増やしてはいけないことを(特に日本国内)強く感じたのでした。

ゆずはお尻をプリプリと左右に振って歩きます。いわゆるモンローウォークです。
股関節形成不全の臨床症状として必ず挙げられる歩様です。
また、いつも横座り(おねぇ座り)で、両膝を立ててきちんと座る事は滅多にありません。これもまた症状の1つとして必ず列挙されています。

日を増すごとに、この子はひょっとして股関節形成不全なのではないかという不安は募るばかりでした。様々なHPや書籍を読むと、ゆずのような臨床症状が全く無くても股関節形成不全だったという事例もあります。飼い主が気付かぬままフリスビーやアジリティーなどの激しいスポーツで、犬の病状を悪化させたケースもあります。
早期に気付いて運動制限で手術の危機を免れた犬、飼い主さんたちも多くいらっしゃいます。

もしゆずがCHDなら、1日も早く楽にさせてあげたい。痛みから開放してあげたい。散歩に出て腰をフリフリ歩くゆずの後姿を見て、いつもそう思っていました。

ゆずが8ヶ月になった頃、我が家にエンゾがやってきました。エンゾにはモンローウォークも、横座りも無く、それが却ってゆずの股関節疑惑に拍車をかけました。

そして、ゆずが2回目のシーズンを迎える2002年8月までに、ゆず、エンゾ、共にこの忌々しい股関節形成不全の検査を受ける事を決意したのです。
もし、どちらか一方に「形成不全」と判断が下されれば、まずは即刻避妊手術を受け、妊娠を回避しなければなりません。
何故なら、股関節形成不全は遺伝的要因が極めて高いといわれているからです。
幼児期の過激な運動やカルシウムの過剰摂取など、後天的要因もないわけではありませんが、たとえそうだとしても、本人が形成不全である以上繁殖は断念すべきです。

OFAでは、24月齢以上を正式な検査対象としていますが、予備診断といって24月齢未満でも検査はしてくれます。ゆずはまだ15ヶ月。エンゾは10ヶ月(2002/5現在)です。この場合、結果が良くても登録ナンバー及び証明書の発行はありません。

この予備診断でエクセレントだった犬が2才齢になってもノーマル(エクセレント、グッド、フェア)である確率は100%、グッドだった犬が2才齢でやはりノーマルである確率は97.9%であることが確認されていますので、予備診断と言えどもかなり正確かつ信頼性の高いものと言えると思います。

但し、この検査を受けるには鎮静剤か麻酔を打ち(服従できる子は別)、OFA規定の姿勢でX線撮影を行うことが定められていますし、レントゲン写真は返却されませんので、それらを良く理解し、協力して下さる獣医師を探さなければなりません。
ゆずたちの場合はお世話になっている獣医さんに快諾していただいたのでラッキーでしたが、なかなか協力頂けないのが現状のようです。(Diaryの「2002/5/23 転院」参照)

ゆずの検査は6月ぐらいに、と漠然と考えていたのですが、ある日、ゆずが左後肢を庇って3本足で歩くという事件が起こったのをきっかけに、少し早く5月下旬(15ヶ月)にレントゲン撮影に踏み切りました。エンゾはそれから2週間後の撮影となりました。

OFAからの資料の取り寄せ方や記入の仕方、レントゲン撮影の仕方(犬の姿勢)、その他OFAや股関節形成不全に関連して詳しくお知りになりたい方は下記のHP「How to OFA」を参考になさってください。私も大変お世話になりました。OFAで行っているのは股関節の検査だけではありません。犬種別に必要と思われる検査などもあります。OFAへの検査依頼は難しいものではありませんので、是非皆さんもトライさなってみてはいかがでしょう? 犬たちの声なき声が聞こえてくるかもしれません。


(OFAについて最もわかりやすいサイト)


ゆずの結果はこちら
エンゾの結果はこちら


※ あとがき
ゆずとエンゾの結果は共に「Good」でした。
ゆずのCHDを疑いながら過ごしてきた1年間でしたから、この結果には正直言って驚いています。モンローウォークも、横座りも、ゆずにとっては単なる「癖」だったという事でしょうか。
勿論大きな喜びではありますが、これで完全に大丈夫、という安心感はあまりありません。
犬の一生は短いです。心配の種は見えないところにまだまだたくさん転がっていて、彼らがそのひとつ、或いはふたつ、みっつに躓く日が遠からずやってくる事は覚悟しなければなりません。彼らが健康で、少しでも長生きし、幸せに過ごしてくれるように、彼らの声に耳を傾け、また彼らの小さな変化を見逃さないよう生活していかなくちゃと、結果を受けて改めて心引き締まる思いがしています。
ゆずとエンゾが2歳を越えた来年の秋頃、正式にOFAナンバーを取得するために、再度X線写真を送付したいと考えています。

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